自律神経失調症を専門に施術していると、ベンゾジアゼピン系のお薬、抗不安薬というお薬を飲んでいる患者さんがよく来られます!
有名なところでは「デパス」というお薬です。
このデパスというのは短時間作用型の抗不安薬なので依存症を起こしやすく、病院で処方されるのも今は厳しくなっていますが、他にも長時間作用型の「メイラックス」なんかは睡眠導入で飲んでいる方が多いお薬です。
薬物依存症、と言うと、覚せい剤などの違法な薬物の事だけを思い浮かべるかも知れませんが、抗不安薬に限らず効果のあるお薬には常に薬物依存の可能性が付きまといます!
理由は有効成分の血中濃度!
効果のある薬は、効果が出ている時は有効成分の血中濃度が高くなっています!
そして、効果が切れてくると有効成分の血中濃度も低くなります!
要は血中濃度のアップダウンが起きるんですね!
これは糖尿病の血糖値と同じで、人間の体はこういったアップダウンにとても弱いです!
お薬の有効成分のアップダウンは、血中濃度が下がった時に禁断症状として影響します!
血中濃度が下がった時に、またその有効成分を欲するのです。
で、そのお薬に副作用がなければ別に薬物依存になっても問題ないのですが、効果のある薬には必ず副作用があります!
特にベンゾジアゼピン系のお薬に副作用には、精神的な落ち込みの症状、パニック発作(パニックのために飲むのに)、強い倦怠感、頭痛、など様々です!
長年デパスを飲んで「メニエール」のような症状になる方もいます。
なので、薬物依存にはなりたくないですね!
ですが、和泉府中オステオパシーセンターではお薬自体は否定していません。
よく西洋医学を敵視するように、薬の害ばかり主張する人がいますが、この100年くらいの西洋医学の発展は多くの命を救ってきましたし、その治療で素晴らしい薬が沢山発見されて使われてきました!
そして、重要なのは現在ベンゾジアゼピン系の薬を飲んでる人が急に飲むのやめるとすさまじい離脱症状が出ます!
命に関わるくらいの離脱症状です!
なので、絶対にベンゾジアゼピン系のお薬を急にやめてはいけません!
和泉府中オステオパシーセンターのベンゾジアゼピン系の中毒に対する対処方法は「緩やかな減薬」です!
今まで自律神経失調症でベンゾジアゼピン系のお薬を飲んで中毒になった患者さんを沢山施術させていただきましたが、決して焦らずにオステオパシーで体の状態を良くしながら減薬していくのが一番の方法です!
そして薬=悪、とは思わないこと
症状が強い時に薬を飲むのは、症状改善のために必要な事です
そして症状が落ち着いたらオステオパシーで体を整えながら薬を減らしていけば、一番早く自律神経失調症は良くなります!
また、海外ではよく薬物依存症の治療に耳ツボが行われるのですが、和泉府中オステオパシーセンターも施術者が鍼灸師ですので、薬物依存症の耳ツボ治療を行っていますので、ご相談ください。