パーキンソン病、脳の黒質という部分でドーパミンという物質の伝達が悪くなり様々な運動失調が起きる病気で、現代でも決定的な治療法がない難病です。
アメリカの俳優、マイケル・J・フォックスさんが罹患している事で有名な病気ですね!
私は30年近く前、まだ鍼灸師になったばかりの頃、当時大阪市内の鍼灸院で勤務している時にパーキンソン病の患者さんを初めて施術させていただきました。その時の施術方法も主に頭の施術でしたが、施術するとその日はパーキンソン病の患者さんが困る振戦(震え)が軽減されて喜んでいただけました。
その後も医療機関と連携したりしてパーキンソン病の患者さんを多く施術させていただきましたが、このパーキンソン病は自律神経を整えると症状が軽減します。しかし、治癒に至ることはなかなか難しいようです。
では何のために施術するのか?
この場合、パーキンソン病の薬の害について考えてみてください。
パーキンソン病で使われる治療薬は、強力な交感神経刺激薬です。
そして薬というのはだんだん耐性が出来ていくので効果が出にくくなり、薬の量が増えていきます。
どんどん交感神経が刺激されていくわけですから、どんどん免疫力が低下していきます。
いくら薬でパーキンソン病の症状をごまかしてもそれでは別の病気(代表的なものはガンです)になってしまいます。
あるいは、他の病気にならなくてもパーキンソン病が進行してひどい状態になってしまいます。
なので、パーキンソン病における和泉府中オステオパシーセンターの目標は「自律神経を調整する」事により薬の量を減らす(コントロールする)ようにして最小限に交感神経の害を減らすことだと考えます。
だいたい週に一度の施術を根気よくするべきだと思います。
因みに、あくまでも仮設の一つでしかありませんが、パーキンソン病は未知のウイルス感染が原因ではないか?と言う説もあります!
この説の根拠は冒頭に書いた俳優のマイケル・J・フォックスさんのパーキンソン病発症について、実はマイケルさんが20代の頃に出演していた「ファミリー・タイズ」と言うドラマの出演者やスタッフの中で、他に3人がパーキンソン病に罹患した事から言われているのですが、これは医学的は全く立証はされていません。
ですが、私は以前から病気というのは未知のウイルスが関わっている事が多い、という持論を持っています。
理由は色々ありますが、近年原因不明だった「慢性疲労症候群」と言う病気が実はサイトメガロウイルスなどのよくあるウイルスの感染が原因ではないか?と言う説が出てきて、この慢性疲労症候群についてはウイルスが原因ではなく遺伝的素因や社会的ストレスの方が原因だ、と言うのが最近の主流のようですが、発症の切っ掛けにはなっているのではないか?と思っています。(この説は現在、否定されています)
そして、それは慢性疲労症候群だけでなく、多くの病気でアデノウイルスやライノウイルス、サイトメガロウイルスなどのよくあるウイルス感染で自律神経や免疫系にダメージが生じた結果なのではないか?と言う考えを持っています。
なので、パーキンソン病もなるべく早く自律神経を整えて免疫系の働きを正常にする事が症状軽減への道だと考えて施術しています。