離脱症状の患者さんの症例

離脱症状の患者さんの症例

もう10年以上前ですが、初めて重度のデパス中毒の患者さんの断薬に取り組んだ症例、そして失敗した症例です(´・ω・`)

10数年前に自律神経失調症専門での施術を始めて、多くの自律神経失調症、パニック障害の患者さんが来院されるようになった頃の患者さんのお話です

当時、専門治療院、というのが流行り始めた頃で、不妊専門の鍼灸院が特に多かったです

私はたまたま不妊専門鍼灸院をやり始めた数人の鍼灸師のうちの一人の鍼灸師を知り合いでしたが、実は不妊専門の鍼灸院というのは、それまでに不妊症の患者さんを多く施術して結果を出した鍼灸師ではなく、経営がうまくいかない鍼灸院が患者さん集めのために行った、というのが真相でした

だから、個人的には不妊鍼灸には良いイメージを持っていません

和泉府中オステオパシーセンターは、その同じタイミングで自律神経失調症専門の施術を始めましたが、当院の場合はそれまで10年以上に渡り自律神経の施術をして結果を出していたので自律神経失調症専門になった、という経緯があり、なのでデパス中毒の患者さんも多く診てきましたが、それまでは断薬のご協力、というのは行っていませんでした(鍼灸師なので)

で、この患者さんに対しても、断薬の指導をしたわけではなく、ご本人が断薬をしていて、その中でご来院された、という状況でした

そして、今ほど私が薬に詳しくなかったので、断薬において体のつらさを整体で解消出来る、という間違った考えで施術してしまい、失敗した症例です

今なら、ちゃんとしたアドバイスができるので、残念に思っています

この患者さんは30代の女性で、とても優秀な方で商社で働いていて、20代はずっと海外勤務を経て、30代になり本社での勤務になり、着実にキャリアを重ねていらしたのですが、その中で無理が生じてデパスを飲み始めたそうです

デパスは海外では劇薬で、そもそも病院で処方される事はない薬なので、日本に帰ってきてから飲み始めたのですが、すぐに依存症を起こし、怖くなって自分で勝手に断薬してしまいました

そこから強烈な離脱症状が起こり、会社も休職することみなり実家のある大阪に帰ってきて、当院にご来院されました

この患者さんに対して、デパスを飲みたくない、という思いを優先して断薬したまま通常の自律神経失調症の施術を行いました

今なら断薬ではなく減薬をお勧めして施術を行うのですが、当時はまだそこまでベンゾジアゼピン系の中毒に対して知識がなく、無駄に施術を行ってしまった、と反省しています

結局、この患者さんは数回施術に来られましたが、症状が強すぎて来院できなくなりました

施術自体はとても喜んでくれていて、ご自身のお母さんにも紹介してくれてお母さんはずっとその後もご来院いただけましたが、ご本人は結局寝たきりのような状態になり、病院に入退院を繰り返す、という状態でした

結局、数年掛けて社会復帰は出来ましたが、当院があまりお力になれなかった症例です

こういう経験があるので、今は絶対にこういう患者さんにも元気になってもらう、という思いで施術させていただいています


無料検査


《自律神経失調症専門、頭蓋骨矯正》
和泉府中オステオパシーセンター

大阪府和泉市府中町3丁目2-3 2号室
JR阪和線「和泉府中」から徒歩5分
泉井上神社前
営業時間10時~21時(当日受付19時まで)
定休日:不定休

ご予約お問い合わせはLINEでお願いします。


 

お電話はこちらから↓↓↓

0725-90-6592

*施術中などお電話に出れない事が多々ありますので、その場合はLINEからご連絡お願いします。