耳ツボと自律神経失調症

耳ツボと自律神経失調症

最近お世話になっている鍼灸の研究会のセミナーで、先日のテーマの一つが「耳介迷走神経」でした👆

和泉府中オステオパシーセンターでは以前から自律神経失調症に対して耳ツボは効果がありますよ、とよく言っていたのですが、最近研究機関でも耳ツボの効果が注目されている様です👆

耳ツボ、と言えば「耳ツボダイエット」が有名ですが、元々の「耳ツボ」は中国で耳を人間の身体に見立ててツボを配置した耳ツボ療法があり、その後にフランスのノジェ博士が耳介神経刺激による治療を発表して、それが「耳ツボダイエット」の元にもなっているのですが、ノジェ博士の耳ツボ療法は耳介神経から研究されたものでした👆

耳にはすごい神経が集中しているのですが、それらの神経は主に自律神経性の繊維で、ダイエットに用いられる考え方は耳の前半分が交感神経優位、後ろ半分が副交感神経優位だから、耳の前半分に刺激を入れて交感神経を興奮させて胃の運動を抑えて食欲を抑える、という理論なのですが、最近の研究で耳への刺激は主に「耳介迷走神経」への刺激になり、迷走神経は副交感神経性の神経なので副交感神経への調整になる、という事が分かってきています👆

で、ここからが自律神経の難しいところで、単純に迷走神経に刺激が入るから副交感神経が優位になって・・・ではなく、副交感神経の作用が大事です👆

例えば、和泉府中オステオパシーセンターは逆子の施術がとても得意で、去年(2023年)は逆子の改善率100%だったのですが、逆子の改善のポイントも自律神経で、教科書通りの考えだと子宮というのは交感神経でも副交感神経でもその働きで収縮する、となっていますが、実際には交感神経では子宮の動きが停止し、副交感神経では子宮壁が収縮により動く、という反応を示します👆

だから、逆子は交感神経の抑制と副交感神経への刺激の入力で改善します👶

で、耳介迷走神経への刺激は、副交感神経は分泌を促す神経なので、脳内でのモノアミン(セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなど)や内因性オピオイド(βエンドルフィンやエンケファリン)の分泌を促進し、また中枢の血管に対して副交感神経は拡張の作用がある(末梢の血管は交感神経の単独支配なので、この様な反応は起こりません!)ので、脳内の血流の改善が見られます👆

しかも良いのは、全身の血流改善を行って脳内の血流改善を行うと血圧の上昇が見られますが、耳介迷走神経への刺激では血圧は変化なく、脳内の血流だけ改善します🙌

元々アメリカで鍼と言えば、耳ツボが一番一般的で、アメリカで耳ツボが行われるのは依存症で、アメリカでは深刻なオピオイド依存症の問題があり、その治療の第一選択が耳ツボ療法(NADA)です👆

つまり、耳介迷走神経への刺激は脳内の報酬系の改善にも効果があるので、自律神経失調症たパニック症、不安神経症、以外にも認知症、発達障害、学習障害、などにも効果が期待出来ます🙌

ちょうど受験シーズンですが、勉強もはかどります🐸

和泉府中オステオパシーセンターでは、オステオパシー施術が中心ですが耳介迷走神経や三叉神経への刺激で、交感神経の興奮抑制だけでなく脳内物質の増加や脳の血流の改善で脳機能の強化を更に行うので、整体だけでは改善しない様々な症状の改善が出来ています🙌


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《自律神経失調症専門、頭蓋骨矯正》
和泉府中オステオパシーセンター

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