自律神経失調症、パニック障害との戦い

自律神経失調症専門、私がこう専門性を掲げたのが今から10年前!

実際に自律神経の施術を始めたのは更にその10年くらい前ですが、自律神経失調症専門と謳ったのは10年前です^^

それまでも自律神経の調整をする治療院はありましたが、自律神経失調症を専門にしていた整体院は当時、日本で数軒でした!

なので、すごい症例をかなり経験させていただきました!

ここ数年で自律神経失調症を専門にした先生方はある程度自律神経失調症というものが浸透してから始められてるから、ホントの自律神経失調症の患者さんが来院されているでしょうけど、私が始めた頃は自律神経失調症のイメージが精神疾患的な疾患のイメージだったので、結構強烈な精神疾患の患者さんもたくさん診させていただきました(^^;

私は西洋医学的な考え方なので、基本診断は西洋医学的です!

そして、鍼灸師には診断権はありませんから、疾患の診断は医師にお願いしています!

なので、ここで書く診断名は医師の診断によるものです!

自律神経失調症の専門になって最初の頃に大変だったのが、境界型パーソナリティ障害(ボーダー)の患者さん!

最初の頃は結構多かったです!

因みになぜ境界型パーソナリティ障害(ボーダー)というか、と言うと、精神疾患と性格の問題の境界型だから、です!

最初の境界型パーソナリティ障害(ボーダー)の患者さんはパニック障害の症状でご来院されました!

原因不明の不整脈による入院と退院を繰り返されている方で、線維筋痛症のような全身の痛みを併発されていました!

ただ、少し違和感があったんですよね^^;

個人情報的に詳しい事は書けませんが、その方の話しの辻褄が合わないんですよ^^;

で、お世話になったいるカウンセラーの先生に相談したら、境界型パーソナリティ障害(ボーダー)の疑いを言われて、その専門の医師に診察をお願いしたところ、診断は難しいけども境界型パーソナリティ障害(ボーダー)だろう、と^^;

で、その医師曰く、整体だけで改善するのは難しいと思いますよ!とのご意見!

結局その患者さんは治療を途中で中止とさせていただきました。

その他にも結構な数の境界型パーソナリティ障害(ボーダー)の患者さんが自律神経失調症の症状を発症してご来院されましたが、実は境界型パーソナリティ障害(ボーダー)という疾患は思春期に発症して、大抵は成人すると治るのです!

ですが、成人後も境界型パーソナリティ障害(ボーダー)の症状を維持してしまう人の中には発達障害を持っている事が多く、施術は大変です^^;

そして、その他の精神疾患として、詐病の患者さんがいてました!

詐病とは文字通り「嘘をつく病気」です^^;

詐病の患者さんはこの10年で一人だけでしたが、この患者さんはとても頭が良くて自律神経失調症の症状を知り尽くしているんです^^;

だから最初は自律神経失調症だと思って治療していたのですが、治療を続けるうちにやはり境界型パーソナリティ障害(ボーダー)の患者さんと同じで違和感があるんですよ^^;

で、この患者さんも精神疾患専門の医師に診察を依頼して、結果が詐病の診断でした!

この患者さんの時は医師から絶対に治療を継続してはいけない、とアドバイスをもらいすぐに治療を中止させて貰いました^^;

この理由などはここでは書きませんが、境界型パーソナリティ障害(ボーダー)や詐病などの精神疾患を診る、ということはとても大変な事です!

他にも統合失調症や双極性障害(躁うつ病)、単極性障害(うつ病)の患者さんも結構診させて頂きましたが、基本的に精神疾患は鍼灸師や整体師が診るべきではないです!

精神科の医師でも長く精神疾患の患者さんを診察していると、医師自身が精神疾患になる事があるくらい危険な事です!

で、精神疾患の中でも統合失調症や双極性障害(躁うつ病)は時に命に関わるくらい危険な疾患ですし、病院での治療が効果の出る疾患でもあるので、必ず医師の診察を仰ぎ、可能なら補助的に施術する、というのが良いですが単極性障害(うつ病)は少し違います!

そもそもうつ病というのは全て双極性障害(躁うつ病)であって単極性障害(うつ病)は未だ双極性障害(躁うつ病)の躁の症状が出ていないだけだ、という説もあります!

ただこれも難しいところで、そもそもうつ病自体に色々な病態があります!

医学的にうつ病というのは脳内でセロトニンという物質が不足している疾患だ、と言われていますが、実は全てのうつ病がセロトニンの不足が原因ではなく、副腎疲労という疾患でコルチゾールという副腎で作られるホルモンの不足によってもうつ病は発症します!

そしてこの副腎疲労が原因のうつ病は一般的に病院で処方される抗うつ薬(最近ならSSRIやSNRI)が全く効果がありません!

副腎疲労は別名:マグネシウム欠乏症ともいい、マグネシウムの欠乏で発症します!

だからと言ってマグネシウムを摂取したら治るか?というとそうでもないので、これも治療が難しいのですが、こういう病態を考えるとやはり単極性障害(うつ病)は存在します!

そして自律神経失調症を早い時期から専門として施術していたので、こういった単極性障害(うつ病)の患者さんもたくさん診させていただきました!

どうしても自律神経失調症の気分が落ち込む症状はうつと関係があるので!

そして長々と書いてきましたが、私がこの10年で一番戦ってきたのが、自律神経失調症の不安感、うつ症状で処方される抗不安薬(デパスやメイラックスなど)や抗うつ薬(パキシルやサインバルタなど)といった薬の依存症状です!

勘違いして欲しくないのは、本当に調子の悪い時期はこういった薬を使うことは全く悪い事ではない!ということです!

ただ、デパスのような短時間作用型の薬、パキシルやサインバルタなどのホルモン系に直接作用する薬は依存性が高いです!

特にサインバルタは服用すると9割で副作用や依存が現れる、といいますから、やはりよく効く薬はそれだけ副作用もキツい、ということです!

この薬の依存、というのは強烈です!

覚せい剤などの違法薬物で依存ややめる時の強烈な禁断症状を想像できるかも知れませんが、実は抗不安薬や抗うつ薬の依存や禁断症状も同じくらい強烈です!

ですが、自律神経失調症を本気で診る場合、こういった薬の依存や禁断症状の問題は絶対に避けて通れません!

私は早くから自律神経失調症専門でやっていたおかげで、多くの抗不安薬や抗うつ薬の依存症に苦しむ患者さんを診る機会があったので、今では時間はかかりますが薬の依存症の患者さんへの治療方法も得意になっています!

キャリア30年にもなると、若い先生の応援もしなくてはいけないようになってきていますが、自律神経失調症の施術をする先生は、この薬の依存症との戦いは覚悟を持って施術していただきたいな、と思います!

本当に大変です!

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《自律神経失調症専門、頭蓋骨矯正》
和泉府中オステオパシーセンター

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泉井上神社前
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